あさMiniこくレポ「神戸市のニュースから地域活性化を学ぶワークショップ」(第3回)

神戸市のニュースを取り上げ、地域活性化に関する議論を行っていくMiniこくり。

第3回目である今回は「灘の銘酒と料理楽しむ 神戸で女性限定イベント」の記事を取り上げて、灘の酒造メーカーがより多くの利益を得ることができるためには、どのようなことを考えていくべきなのか、ということについてわいわいと話し合っていきたいと思います。
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本音で議論しあえるような環境づくりのために、Miniこくりでは限られた時間の中でもアイスブレイクを重視しています。

今回のアイスブレイクでは、今弊社で人気のゲーム「ハイテンション利休」を使いました。
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ハイテンション利休?と思われると思いますが、ゲームの本質をついたタイトルであるように思います。

このゲームの難しいところは、利休のテンションに合わせて得点を取らないといけないところです。たくさん取った人が勝利、ではないので、したたかに勝つ、という導線を作っていき、最後に以外な人が勝つ、というような展開になることも多いです(今回、逆転負けした経験者が語る…)。
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さてさて、それでは今回の話題に入っていきます。今回は参加してくださった方の中に20・30代女性が多かったので、日本酒について少し語ってもらいました。

「日本酒飲みます?」、「いやー、ひとりでは飲まないですよねー。」、「親がいたら買うんですけどねー。」、「旅行したところが日本酒がおいしいところだったら飲むと思います。」……。必ずしも好んで消費されているとは言えないようです。
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では、この事例についてニュースなどを集め、「Who・What・How」のフレームワークから分解してみましょう。第1回目のブログでこのフレームワークについて詳しく触れています。

who:
「日本酒ファンを広げる」ということが目的として掲げられていますので、そこから判断すると、「今まで日本酒をさほど消費していない女性」をターゲットにしているものと考えられます。

what:
「日本酒ファンを広げる」という目的をより深く考えてみると、当日参加した人の今後の日本酒の消費量を増やすということが目的になっていると思われます。「日本酒はおいしい」、「◯◯酒造はこだわりがある」といったメッセージを発信していると判断しました。
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こういったイベントを地域企業が行っている際、これによって収益を得ようとしているケースもありますが、ほとんどのイベントは、これに参加してくる人に対してその地域企業のサービスや産品をより多く利用してもらう、ということが目的になっている場合が多いです。今回の事例も、参加費で稼ぐ、ということを目的にしている事例ではないです。

how:
記事から読み取れるHowはこのようなものでしょう。
・ひとり4000円、ペアで8000円といった値段設定
・ゲストとして、トークが面白い歌手
・平日6:30といった開催時間
・老舗ホテルが会場
・女性限定
・おしゃれな洋食

消費量を増やすことが、全体の目的となっているわけですが、消費量を増やすことを考える上では、ざっくり言って2種類の方針が考えられます。

消費量 = 使用人数 × 使用量 なので…
・今まで使用していなかった人を新たに、消費させる人にする
・今までも消費している人の、消費量を増やす(この中も、一回あたり使用量×使用回数に分解できるのですが。)

それでは、上で分解してきた「Who・What・How」が一貫しているのか、ということを見ていきたいと思います。

Who・Whatの部分はまさに、今日の日本酒業界が抱える問題点「日本国内において、今後の使用人数の上昇が見込まれない」という問題点を解決することを考えたときに、適切な問題を設定できているように思います。
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しかし、Howの部分はそれに対して、より改善の余地があるように思います。

例えば、ゲストの選定について。やや若者向けのゲストとは言えない方が例年呼ばれているのではないか、というような議論が出ました。

ゲストの選定、という部分はあくまで「How」の議論であり、「Who・What」と一貫したものでなくてはいけません。こういったところで、日本酒に興味があるけどあまり飲んでいないという段階の人物ではなく、もう日本酒が好きなひと、というところにリーチしてしまっている可能性があることが指摘できます。それをすることによる消費量の増加はそれほど多いとはいえないでしょう。

初めて日本酒を飲む、というような若い女性にリーチするためには、よりおしゃれなイメージを強める、「日本酒っておしゃれだな」という認識をより強めるようなHowを設計する、ということが極めて重要であると考えられます。

どんな環境で日本酒を飲む会があったら参加したいか、ということを自由に語ってもらったところ…

・おしゃれな会場
・ゲストはジャズミュージシャンとか、音楽関係
・日本酒に合うようなおしゃれな洋食
といった議論が出ました。日本酒に興味があるけどあまり飲んでいないという段階の人物をターゲットにする上では、こういったことに留意する必要があるかと思います。

このような議論がなされている途中に今日のMiniこくりはタイムアップとなりました。参加してくださった皆様、本当にありがとうございました。

次回のMiniこくりでも、神戸市のニュースを取り上げてマーケティングの視点から議論していきたいと思います。是非ともご参加ください!
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