あさMiniこくレポ「神戸市のニュースから地域活性化を学ぶワークショップ」(第4回)

神戸市のニュースを取り上げ、地域活性化に関する議論を行っていくMiniこくり。今日、第4回のCoCreのお題は、神戸スイーツのプロモーションに関してです!

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今日取り上げたニュースはこちら!
東京、横浜の書店で「神戸スイーツ」冊子限定配布
http://www.kobe-np.co.jp/news/kobe/201605/0009138314.shtml

「旅してでも食べたい!神戸スイーツ」冊子
「Feel KOBE 観光推進協議会」が、「神戸スイーツ」の魅力発信を通じて、首都圏での神戸市の認知度向上と観光客誘致を図るために、神戸のスイーツ冊子を東京都内と横浜市の主要書店で無料配布しているようです。

Feel KOBEのHPでチェックして頂くと分かるのですが、この神戸スイーツ冊子は非常にクオリティが高いものになってます!
エリアごとに異なる雰囲気を持つ神戸ならではのスイーツがたくさん紹介されており、オシャレ感溢れる内容が掲載されています。

Feel KOBE ホームページ
http://www.feel-kobe.jp/lp/kobe-sweets/pdf/kobesweets_a.pdf
http://www.feel-kobe.jp/lp/kobe-sweets/pdf/kobesweets_b.pdf
(冊子自体はこちらから閲覧できますので、是非ともご覧いただきながら、以下の議論をお読みください。)

しかし、マーケティングの視点でこの記事をwho/what/howに分解してみると、今回も様々な課題が浮かび上がってきました。
それでは、まずこのPR冊子をWho/What/Howに分解してみましょう。

[神戸推進協議会が、東京、横浜の女子(Who)をターゲットに、
おしゃれな神戸スイーツの魅力を伝え、スィーツ目当ての観光を行ってもらう(What)ために、
おしゃれな無料冊子の作成と配布(How)を行う。]

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先ほども述べたように、冊子は非常におしゃれなもので、クオリティが高いように思います。しかし、それは本当に「誰に」、「何を」という部分に紐付いたものになっているものなのでしょうか。

Whoの設定を見ていきましょう。
このターゲット設定は、都会に住むお洒落や流行に敏感な女子たちに神戸に来てもらうことで、地域のイメージをさらにアップさせたい、という観光推進協議会側の思惑が少なからず含まれているのでしょう。

しかし、必ずしも東京・横浜女子の目線が徹底されているとはいえない部分もあります。以下、話し合いで上がった指摘を紹介しますと…

・東京・横浜に住んでいる人の、「なぜ洋菓子を食べるために、わざわざ神戸に来ないといけないか(東京にも美味しい洋菓子はありますよね)」という疑問に答えられていない。時間面・費用面のハードルの高さをクリアできているようには思えない。
・アクセス図に新大阪・新神戸・梅田・大阪・三宮・伊丹空港といった主要交通機関が含まれておらず、土地勘がないと全くわからない。
・宿泊施設欄だけ見てイメージがわかないため、より詳しく記載する必要があった。

神戸のスイーツによって観光行動を訴求するのであれば、近場の関西圏に住む女子たちの方がより妥当なターゲットとなります。こういった部分は、姫路や大阪などで配布する、ということに適した作りになっており、whoの部分と合致しているとは言えないように思います。

では、本当に東京・横浜の女子をターゲットにするのであれば、どのようにすればよかったのでしょうか?

前述のように、東京・横浜女子達に、スイーツを食べることだけを目的に神戸に旅行させることは困難です。ですから、スィーツを食べに神戸に来ないといけない理由を考えていく必要があります。

その際に重要なのは、ターゲットの行動を絞り込むことによって強力に訴求する人を選び出すこと、そして、「お菓子がとにかく美味しい」というモノ売り的側面だけでなく、観光地などと併せることによるコト売り側面からも訴求していく必要がある、という2点が挙がりました。

話し合いで出されたのは、学生最後の卒業旅行や久しぶりの再会旅、休日旅などのシュチュエーションなど、シュチュエーションを限定して神戸を利用してもらうのはどうか、ということでした。

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卒業旅行だったら、このスイーツ冊子と一緒に有馬温泉の観光情報を載せてもいいですし、休日ちょこっと旅ならば、駅を降りてから観光のモデルコースを冊子に載せてもいいかもしれません。

スイーツだけではなく、他の観光地とセットに紹介することで、「女子旅でリラックス」や、「一人旅でオシャレな自分になれる」というようなコトを売ることに落とすことで、神戸に来ることを選んでもらえるような内容になると考えました。

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こういった話ができたところで、今日はタイムアップ。お腹がすくような内容のこくりになってしまいました。実は三宮ワークショップスペースから徒歩30秒ほどのところに、冊子で紹介されているパティスリーがあるんですが、今回そこでスィーツを購入していなかったのは残念でした!

次回のMiniこくりでも、神戸市のニュースを取り上げてマーケティングの視点から議論していきたいと思います。是非ともご参加ください!
現在募集中のMiniこくりの詳細はこちらから!